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龍人伝説

チェンソーアート

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チェンソーアート

全国で愛好家が急増中の新しいアート

 チェンソーアートとは、チェンソーで丸太を削って形を作る彫刻芸術です。今回はチェンソーアーティストの城所 ケイジ(きどころ けいじ)さんを紹介します。

チェンソーアートの魅力

チェンソーアート

 チェンソーアート(チェンソーカービング)は、丸太をそのまま削り上げる豪快さ、スピード感が人気を呼び、全国で愛好家が急増中の新しいアートです。

 重量のあるチェンソーをスピーディに扱う、体を動かすスポーツとしての楽しさ、製作過程を見て楽しむエンターテイメントとしての魅力、もちろん作品を作り上げる芸術性も魅力の一つですが、一般的な彫刻芸術とは異なり、チェンソーアートには幾つもの魅力があります。

 「チェンソーアートではいろいろなものがつくれますよ。夢中で削っていると木が“ここを削りなさい”と教えてくれるんです」と城所さん。事実、ギャラリーには、チェンソーでつくったとは思えない程、緻密な作品がたくさん並んでいます。

プロチェンソーカーバー

チェンソーアート

 今回ご紹介する城所さんは、チェンソーアートを日本で初めて事業として「有限会社チェンソーアート・ジャパン」を立ち上げました。

 2003年の第3回日本チェンソーアート競技大会マスタークラス優勝。

 2004年ニューヨーク州ナイヤガラで開かれた「ナイヤガラ・チェンソー・チャレンジ」(アメリカTOPクラス対日本のTOPクラスコンペ)に出場し、マモークイック部門準優勝、バードクイック部門3位、マスター3位、総合準優勝等、素晴らしい実績を持ち、現在、龍神村を拠点に全国、世界中で活躍しているプロのチェンソーカーバー(チェンソーアーティスト)です。

 「年間の三分の一は海外、三分の二は国内をチェンソーアートの仕事で回っています。特にイベントが多い秋は忙しいんですよ」と城所さん。

日本とチェンソーアート

 城所さんとチェンソーアートとの出会いは、数年前。奥様の地元でもある静岡で行われたイベントでチェンソーアートを見たのがきっかけだそうです。

 地域活性化の仕事をしていた城所さんは、その時、杉材が豊富な日本の風土にチェンソーアートが合っていると直感したといいます。

 「“これだ!”と思いました。さっそく、その時チェンソーアートを披露していたブライアン・ルース氏を招いてチェンソーアートを教えて貰ったんです。当時、2000年頃、最初の生徒数は確か約19人程度でしたね」

 現在チェンソーアート愛好家数はおそらく数百人以上。まだまだ増えていると言います。

 「チェンソーアートに杉は最適なんです。海外では、杉は高級材ですが、日本には豊富にあります。丸太をそのまま削るわけですから、建材に使えない不要材等の消費量も多く、結果的には環境の美化にも繋がりますよ」

龍神で世界大会を

 「龍神村でチェンソーアートの世界大会を開きたいですね」と城所さんは、現在の目標を語ってくれました。

 「まだチェンソーアートの世界大会と言える規模のものは、開かれた事がないんです。大きな大会は幾つか開かれていますから、是非、龍神村で国内、世界中から高いレベルのカーバーのみを選出して、第一回世界大会を開きたいですね。緑が豊かな龍神村は、海外のカーバーもきっと、気に入ってくれると思いますよ」と城所さん。

※注意とお願い
初心者が単独で作業を行うのは、非常に危険です。
チェンソーアートの初心者の方は必ず指導者のいる環境で、安全面を十分配慮した上で作業を行ってください。

(有)チェンソーアート・ジャパン (本社:自宅)
〒645-0417 田辺市龍神村柳瀬1471-15-2
TEL0739-78-8105 FAX0739-78-8106