小森谷渓谷 トレッキング
トレッキング

小森谷渓谷とは
県内最高峰の龍神岳(1382m)近くの日高川源流域にある。多くの自然林が残るほか、平安時代末期、源平合戦に敗れて落ち延びたといわれる平維盛と恋人だったという村娘、お万との伝説が残る「白壺」「赤壺」「お万が淵」などもある。
※小森谷遊歩道は崩土などのため通行止めとなっております R7.8月現在
小森谷渓谷のみどころ
平維盛について
1184年、平清盛の孫である平維盛(たいらのこれもり)が、源平の屋島の合戦で逃げ延び、家来の衛門と嘉門を連れ護摩壇山のふもと、小森谷渓谷に隠れ住んだ。さらに源氏の軍勢が迫り、維盛は平家の滅亡を知った。平家の行く末を護摩木で占った際に、煙は天に昇らず、谷に下り凶を表わした。維盛はこの結果に衛門と嘉門に別れを告げ、護摩壇山を降り那智の海に身を投げた。
衛門嘉門の滝
これを聞いた衛門と嘉門も渓谷に投身し維盛の後を追ったと言い伝えられている。現在も衛門の滝と嘉門の滝という二つ並んだ滝がある。
お万ヶ淵・赤壺白壺
維盛との叶わなかった恋に、お万も投身自殺を図る。維盛様なくしては化粧もいらぬとお粉を流した際に、川底が白く染まり「白壺」に、紅を溶かした場所は「赤壺」といわれるようになり、今も染まったままである。お万の身を投げた淵も、お万が淵として残っている。